Starlight特集。
先日10/25茨城県小貝川ステージ
のレースの写真
コースに入る前
レーススタート
ここはアスファルトの直線区間
向かい風が強かった!
最後のゴール
ロングスプリント
8位でした
出し切りました!
さて、そんな
土の上を走るオフロード系自転車レース
「シクロクロス」
ワタシの次戦は
今週末
11月1日日曜の
幕張クロス!
場所は千葉県、幕張海浜公園!
弱虫ペダルサイクリングチームの各選手も来るぞ!!
ワタシのレースは
C4B
第2レース
9:45-10:15と
なってます
今回のレースは
主催者さんのチェックを受ければ入場可能となっています
屋外イベントということで
皆さんの諸々の予防を注意しならがの観戦が可能となっています
天気は良さそうなので、美味しいものを食べながらの自転車観戦どうですか?
トップカテゴリーのレースは信じられないスピードで走る本物の自転車競技です!
詳しくはこちらをチェック
Starlightについて買うべき本5冊
ジス・イズ・パット・モラン (Audio Fidelity, 1958)
パット・モラン・トリオ Pat Moran Trio - ジス・イズ・パット・モラン This is Pat Moran (Audio Fidelity, 1958) :
Recorded in NYC, December, 1957
Released by Audio Fidelity Records AFLP 1875, 1958
(Side 1)
A1. Making Whoopee (Donaldson, Kahn) - 5:25
A2. In Your Own Sweet Way (D. Brubeck) - 5:05
A3. Onilisor - 4:10
A4. Stella By Starlight (Young, Washington) - 3:10
A5. Someone To Watch Over Me (George & Ira Gershwin) - 2:48
(Side B)
B1. Come Rain Or Come Shine (Arlen, Mercer) - 5:35
B2. Blackeyed Peas (Blues In The Closet) - 3:25
(Bonus track)
8. When Your Lover Has Gone (E. A. Swan) - 3:20
B3. I Could Have Danced All Night (Loewe, Lerner) - 3:30
B4. Farewells (Good-Bye) - 4:04
B5. Yesterdays (Kern, Harbach) - 4:30
B6. Blues - 4:05
[ Pat Moran Trio ]
Pat Moran - piano
Scott LaFaro - bass
John Gammage - drums
*
(Original Audio Fidelity "This is Pat Moran" LP Liner Cover & Side 1 Label)
マイナー・インディー・レーベルのオーディオ・フィディリティに残された本作は1970年代に夭逝ベーシストのスコット・ラファロ(1936-1961)のリーダー作『Legendary Scott LaFaro』としてラファロの写真をジャケットに差し替えて再発売され、ラファロと言えば伝説のビル・エヴァンス・トリオのベーシストですから「ラファロ幻のリーダー作!」とマニアの注目を集めました。そこでさかのぼってパット・モラン・トリオ名義のオリジナル盤がコレクターズ・アイテムとなり、お洒落で秀逸・魅惑的なオリジナル・ジャケットとあいまって1990年代以降オリジナルのパット・モラン盤として何度も再発売される人気アルバムになったのです。ラファロ盤として再発売される前は本作にはベーシスト、ドラマーともクレジットがまったく無名の別人名義(ベースはJohn Doling、ドラムスはJohnny Whitedとされていました)だったので、幻どころか単なる無名アルバムにすぎなかったのですが、ラファロ盤として再発売された際にベーシストはラファロ、ドラマーはジョン・ギャメイジと、パット・モランのもう1枚のオーディオ・フィディリティ盤『Beverly Kelly & Pat Moran Trio』(女性歌手ベヴァリー・ケリーとの共演作)と同じメンバーと判明しました。
アルバム内容は適当なご紹介でいいでしょう。パット・モラン(1934-)はオクラホマ州出身の女性ジャズ・ピアニストで、本作以前に5作のアルバムがあり、ジャズ界から退いたのちは2007年に引退するまで主に児童向け音楽のピアニストとして活動していたそうです。曲目はA3、B2、B4、B6がモランの自作で他は当時の一般的なモダン・ジャズ・スタンダード曲集ですが、2000年代になってからのリマスター再発の際にさらにスタンダード曲「When Your Lover Has Gone」1曲が発見されて追加され、B2「Blackeyed Peas」は実はオスカー・ペティフォードの「Blues In The Closet」、B4「Farewells」は実はゴードン・ジェンキンズの「Good-Bye」の録音だったことも判明しました。フェイク・テーマによってアレンジ・録音したため原曲の版権をケチってレコード発売の際にオリジナル曲扱いにしたという、オーディオ・フィディリティのようなインディー・レーベル作品ではよくある話です。またB6「Blues」のレコーディング・タイトルは「Just Blues」だったそうですが、これはどちらでもいいでしょう。ボーナス・トラックの位置がアルバム途中と変なことになっていますが、おそらくB2とB3の間に録音された根拠があるのでしょう。
1970年代にスコット・ラファロのリーダー作として再発売されても違和感がなかったほど本作のラファロのベースは好調で、師匠のレッド・ミッチェル譲りの抜群にスウィングするラインを弾いており、オーディオ・フィディリティ社はジャズ・レーベルではなく一般軽音楽のレーベルだったので(のちにウォルト・ディッカーソンやエルモ・ホープの意欲作もリリースしていますが)、オーソドックスなピアノ・トリオ・アルバムなのはレコード会社からの要望だったと思われます。またパット・モランのピアノはほどほどにビ・バップ以降のモダン・ジャズ・ピアノ、ほどほどにイージー・リスニング(ラウンジ・カクテル・ピアノ、スムーズ・ジャズ)調なので、バド・パウエル派のジャズ・ピアノを聴くような大きな期待を持たず白人女性ピアニストのジャズ・ピアノ・トリオ作として聴けば十分に楽しめ、さらにラファロのベースを意識して聴けばジャケット以上の掘り出し物と満足がいきます。ピアノの鍵盤に足を乗せているのがタイトルのデザイン通りに当時23歳のモランさん本人かどうかはわかりませんが、ピアノの向こうにピンボケで写っているベーシストはスコット・ラファロ本人に違いなく、のちにはラファロの参加によって再発売され、普通に快適なピアノ・トリオ作として魅力的なジャケットによって人気作となったのですから、レコード作品の運命というのはわからないものです。売り物はジャケット、レコード内容はオマケというのもLP時代のアルバムらしくて良いのではないでしょうか。