日記

小児科、支払の自由

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小児科ニュース!

最初に伝えておきます。     
私は十年後、二十年後も     
この記事を見た時に鮮明に    
思い出せるように、詳細に    
あった事を文字にします。    
御気分が悪くなるかもしれないので
ご自身で判断してください。   

 

11月8日 

奥様と交代となりましたが、

いつもの様に、すぐに帰る訳ではなく

暫くは、来望と奥様と3人で

病室にいました。

 

それでも、弟君の晩御飯の用意を

してあげないと。

後ろ髪惹かれる思いで
病院から家に戻って
息子と一緒に時間を過ごし

「来望がかなりキツそうだから

明日一緒に病院に行こうなぁ」

っと約束に対しても素直に

OKしてれました。

ただ、夜中に奥様から連絡があって
「かなりシンドそうで・・・」

厳しい状況に変わりはないと。
結局、奥様は一睡も出来て状態。

なんとか眠りについて

昼に奥様に状況の確認の連絡。

 

「大きな変化はないので

夕方に来てくれたらよいよ。」

という事だったので

いつものように、夕方から病院へ。
弟君を乗せての病院です。

弟君も何カ月振りでしょうか?
本来ならば病棟には小学生は
入室出来ないのですが、
 

来望の状態を考慮して
病院側が特別に配慮してくださいまして、
入室前に医師による診断をしてから
という事で許可をいただきました。

19:10

そして、二人で病室に入ると・・・

自分が想像していたよりも
辛そうにしている来望。

意識は朦朧としていて
目線は上の空、黒目の反応も
全くない状態でした。

たまたま、ミナちゃん・マヤ・コウタロウは
すでに来ていてくれてたので、
もしかしたら・・・と
私の両親・兄弟にも連絡して、
今のうちに顔を見に来てくれないか?
と連絡をしておきました。

もしかしたら、明日になったら
もっと酷い状態になってるかも
しれませんから、今のうちに
連絡しておこうと・・・

そして、明日の昼から来てくれる予定の
来望の彼氏君にも連絡。
もし、明日は面会謝絶!なんて事になったら
来望にも怒られそうだったので。

 

すると、彼氏君のお母さんも、

「是非 一緒に向かわせて頂きます」と

協力してくださり、来てくれる事になりました。

そして30分後には
私の親族が集まってくれ
神妙な面持ちで病室に。

ですが、
とても話し掛けれるような状況ではなく

病室の中央に移動させられている

来望を取り囲むように容態を見守ります。

時間が経つにつれ呼吸は弱くなり、
痰が詰まりだして苦しそう、
それでも頑張って呼吸を
してくれています。

 

看護師さんも付きっ切りな状態で

少しでも来望が楽になるように

してくれていました。

呼吸が弱くなったら、大型の呼吸器で
酸素を送って、落ち着いたらまた
以前の呼吸器に戻す。
という時間を過ごします。

その間も、「う~う~」と唸っている来望。

何を伝えたかったのか、

それでも、
奥様が一生懸命

「もうすぐ彼氏がくるよ~」
「もうちょっと頑張ろうね~」と。
話掛けています。

その状態を見守りつつ

私は現実とのギャップを
受け入れられないような感覚が続き
今の状況を誤魔化す為にも、

楽しい話をしてみたりと、

今 何をしていたのか?

なんでだったのかすら

思い出せないような
行動をしていたような気がします。

本来ならば、奥様と交代をして
私が来望と2人で病室の中
ユックリ時間を過ごしているはずなのに

なんで、今日は
こんなにも沢山の人がドタバタと。

看護師さんも3人掛りで

来望に対応してくれている。

なんで?

21:30

来望の彼氏がお母さんと一緒に
来てくれました。

内心 ホッとしたのは私だけだったのか?
奥様も同じ気持ちだったと思います。
初対面の彼氏君のお母さんと挨拶をして
病室の中に。

中学2年生の男子には、
かなりショッキングな状況だろうし
来望の姿は、今までにないぐらい
厳しい状況だったのですから。

でも・・・

彼氏は違います。
詳しくは書き込めませんが、
今まで、本当に辛くて大変な経験を
してきているので、強いです。
もしかしたら、私よりも強い男子なのでしょう
だからこそ、この場に呼ぶ事にしました。

それに、私や奥様の中では、
今までの行動や言動から

彼氏君は十分、私達の身内と呼べるほどに
信用もしていましたし

感謝の気持ちで一杯だったのです。

そんな彼氏君に状況を簡単に説明して
久しぶりなんだから二人にしてやろうと
いうことで、二人を残して退室。

退室時には、みんなで冗談で
「若い二人に任せましょう~」
「いや~お熱いねぇ~」
なんて冗談を言いながらでした。

折角ですから、楽しい雰囲気に
したかったんでしょうね。

21:40

病棟から出て、

エレベーターホールのソファで
10分ぐらい、彼氏君のお母さんに
感謝や今までの話や、彼氏君の状態など
話をしていたら、

急に鳴り響いたナースコール。

急いで病室に飛び込む皆さん。
 

でもね・・・

何故なんでしょうか。

何の根拠もなく、

「え?何を大騒ぎしてるの?

大丈夫。まだまだ大丈夫でしょ?」

なのになんで、バタバタと?

 

ゆっくりと周りを確認したり
外で棒立ちしていたら

「早く!なにしてるの!!」

と呼ばれて病室に入ると、
今までにもないほどに辛そうにしている
来望が目に飛び込んできました。

ドタバタと酸素吸引をする看護師さんたち
泣き崩れる奥さまや、女性陣
ただ見届けるしかない男性陣。

彼氏は来望の手を握りながら

呆然としています。

看護師さんが、担当医を呼んできて!と
慌てた表情で叫びます。

ゼーゼーゼーという来望の息苦しい声と
警告音をならす機械のアラーム。
泣き声などが絡みあう病室内。

そんな中、聴診器をあてて医師が黙っています。
なんども聴診器や触診で脈も確認しているのですが、

ぼそっと、

「もう・・・」

その言葉を聞いた奥様が、

「いや!」

というなり医師が

「これ以上は・・」

 

以前から、

この小児科では延命措置はしない。

という事を聞いていました。

< p> 

子供が苦しんでいるのに

延命措置をするのは酷だという事

本当に苦しそうを通り越して
弱い呼吸になっていた来望。

「はい・・」と

私が医師に目で合図を
送ると、来望の口にあった呼吸器を
ゆっくり外してくれました。

そして、もう一度 脈を確認して
一言・・・

「21時46分 ご臨終です。」

と・・・。
今まで何度かこの言葉をドラマなどで

聞いた事がありましたが、

その時は実感がないし
悪い言い方をすれば、他人事。

でも、今回は・・・
 

今起きている事が明確に

理解ができてなかったのか

眠っている娘を見つめながら

何も出来ずに、
ただ、ただ、娘を見つめるだけでした。

不思議と涙は出ませんでした。

ン?泣いてたかな?

それすらも思い出せないぐらいに
呆然と来望を見つめました。

ただ、たた、心の中で
「お疲れ様」と

何度も何度も言い続けてました。

 

今、思い返しても

周りの音や声は一切 

聞こえて無かったと。

 

ただただ 来望の顔を見続けていた。

そんなお別れの時間となりました。

 

 

小児科 たっぷり、たのしい。

最初に伝えておきます。     
私は十年後、二十年後も     
この記事を見た時に鮮明に    
思い出せるように、詳細に    
あった事を文字にします。    
御気分が悪くなるかもしれないので
ご自身で判断してください。   

 

11月8日 

奥様と交代となりましたが、

いつもの様に、すぐに帰る訳ではなく

暫くは、来望と奥様と3人で

病室にいました。

 

それでも、弟君の晩御飯の用意を

してあげないと。

後ろ髪惹かれる思いで
病院から家に戻って
息子と一緒に時間を過ごし

「来望がかなりキツそうだから

明日一緒に病院に行こうなぁ」

っと約束に対しても素直に

OKしてれました。

ただ、夜中に奥様から連絡があって
「かなりシンドそうで・・・」

厳しい状況に変わりはないと。
結局、奥様は一睡も出来て状態。

なんとか眠りについて

昼に奥様に状況の確認の連絡。

 

「大きな変化はないので

夕方に来てくれたらよいよ。」

という事だったので

いつものように、夕方から病院へ。
弟君を乗せての病院です。

弟君も何カ月振りでしょうか?
本来ならば病棟には小学生は
入室出来ないのですが、
 

来望の状態を考慮して
病院側が特別に配慮してくださいまして、
入室前に医師による診断をしてから
という事で許可をいただきました。

19:10

そして、二人で病室に入ると・・・

自分が想像していたよりも
辛そうにしている来望。

意識は朦朧としていて
目線は上の空、黒目の反応も
全くない状態でした。

たまたま、ミナちゃん・マヤ・コウタロウは
すでに来ていてくれてたので、
もしかしたら・・・と
私の両親・兄弟にも連絡して、
今のうちに顔を見に来てくれないか?
と連絡をしておきました。

もしかしたら、明日になったら
もっと酷い状態になってるかも
しれませんから、今のうちに
連絡しておこうと・・・

そして、明日の昼から来てくれる予定の
来望の彼氏君にも連絡。
もし、明日は面会謝絶!なんて事になったら
来望にも怒られそうだったので。

 

すると、彼氏君のお母さんも、

「是非 一緒に向かわせて頂きます」と

協力してくださり、来てくれる事になりました。

そして30分後には
私の親族が集まってくれ
神妙な面持ちで病室に。

ですが、
とても話し掛けれるような状況ではなく

病室の中央に移動させられている

来望を取り囲むように容態を見守ります。

時間が経つにつれ呼吸は弱くなり、
痰が詰まりだして苦しそう、
それでも頑張って呼吸を
してくれています。

 

看護師さんも付きっ切りな状態で

少しでも来望が楽になるように

してくれていました。

呼吸が弱くなったら、大型の呼吸器で
酸素を送って、落ち着いたらまた
以前の呼吸器に戻す。
という時間を過ごします。

その間も、「う~う~」と唸っている来望。

何を伝えたかったのか、

それでも、
奥様が一生懸命

「もうすぐ彼氏がくるよ~」
「もうちょっと頑張ろうね~」と。
話掛けています。

その状態を見守りつつ

私は現実とのギャップを
受け入れられないような感覚が続き
今の状況を誤魔化す為にも、

楽しい話をしてみたりと、

今 何をしていたのか?

なんでだったのかすら

思い出せないような
行動をしていたような気がします。

本来ならば、奥様と交代をして
私が来望と2人で病室の中
ユックリ時間を過ごしているはずなのに

なんで、今日は
こんなにも沢山の人がドタバタと。

看護師さんも3人掛りで

来望に対応してくれている。

なんで?

21:30

来望の彼氏がお母さんと一緒に
来てくれました。

内心 ホッとしたのは私だけだったのか?
奥様も同じ気持ちだったと思います。
初対面の彼氏君のお母さんと挨拶をして
病室の中に。

中学2年生の男子には、
かなりショッキングな状況だろうし
来望の姿は、今までにないぐらい
厳しい状況だったのですから。

でも・・・

彼氏は違います。
詳しくは書き込めませんが、
今まで、本当に辛くて大変な経験を
してきているので、強いです。
もしかしたら、私よりも強い男子なのでしょう
だからこそ、この場に呼ぶ事にしました。

それに、私や奥様の中では、
今までの行動や言動から

彼氏君は十分、私達の身内と呼べるほどに
信用もしていましたし

感謝の気持ちで一杯だったのです。

そんな彼氏君に状況を簡単に説明して
久しぶりなんだから二人にしてやろうと
いうことで、二人を残して退室。

退室時には、みんなで冗談で
「若い二人に任せましょう~」
「いや~お熱いねぇ~」
なんて冗談を言いながらでした。

折角ですから、楽しい雰囲気に
したかったんでしょうね。

21:40

病棟から出て、

エレベーターホールのソファで
10分ぐらい、彼氏君のお母さんに
感謝や今までの話や、彼氏君の状態など
話をしていたら、

急に鳴り響いたナースコール。

急いで病室に飛び込む皆さん。
 

でもね・・・

何故なんでしょうか。

何の根拠もなく、

「え?何を大騒ぎしてるの?

大丈夫。まだまだ大丈夫でしょ?」

なのになんで、バタバタと?

 

ゆっくりと周りを確認したり
外で棒立ちしていたら

「早く!なにしてるの!!」

と呼ばれて病室に入ると、
今までにもないほどに辛そうにしている
来望が目に飛び込んできました。

ドタバタと酸素吸引をする看護師さんたち
泣き崩れる奥さまや、女性陣
ただ見届けるしかない男性陣。

彼氏は来望の手を握りながら

呆然としています。

看護師さんが、担当医を呼んできて!と
慌てた表情で叫びます。

ゼーゼーゼーという来望の息苦しい声と
警告音をならす機械のアラーム。
泣き声などが絡みあう病室内。

そんな中、聴診器をあてて医師が黙っています。
なんども聴診器や触診で脈も確認しているのですが、

ぼそっと、

「もう・・・」

その言葉を聞いた奥様が、

「いや!」

というなり医師が

「これ以上は・・」

 

以前から、

この小児科では延命措置はしない。

という事を聞いていました。

< p> 

子供が苦しんでいるのに

延命措置をするのは酷だという事

本当に苦しそうを通り越して
弱い呼吸になっていた来望。

「はい・・」と

私が医師に目で合図を
送ると、来望の口にあった呼吸器を
ゆっくり外してくれました。

そして、もう一度 脈を確認して
一言・・・

「21時46分 ご臨終です。」

と・・・。
今まで何度かこの言葉をドラマなどで

聞いた事がありましたが、

その時は実感がないし
悪い言い方をすれば、他人事。

でも、今回は・・・
 

今起きている事が明確に

理解ができてなかったのか

眠っている娘を見つめながら

何も出来ずに、
ただ、ただ、娘を見つめるだけでした。

不思議と涙は出ませんでした。

ン?泣いてたかな?

それすらも思い出せないぐらいに
呆然と来望を見つめました。

ただ、たた、心の中で
「お疲れ様」と

何度も何度も言い続けてました。

 

今、思い返しても

周りの音や声は一切 

聞こえて無かったと。

 

ただただ 来望の顔を見続けていた。

そんなお別れの時間となりました。

 

 

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