もう一度「オブラート」の意味を考える時が来たのかもしれない
櫻葉❤
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Side S
「それはお互いさまでしょ」
「、、、そうだけど」
「それにもうお互い知ったんだし、、、ね」
おでこにちゅっとされて
俺はまた唇にちゅっとした。
「、、、雅紀の、、、そういう姿を、、知ってるヤツっていんの?」
気づいたら聞いてる、、、なんて。
なんだかもうずっといつもの自分じゃない。
ごまかしたり、聞きたくても止めておくってことが
出来なくなってる気がする。
「え?どういう意味?」
「だから、、、っ」
「、、、え?ぇえ?誰かとえ っちしたことあるかってこと?」
オブラートに隠さないその言い方があまりに雅紀で
それが答えだってわかってなんだか笑ってしまった。
「そんなことあるわけないでしょ。
あんなにしょうちゃんと一緒に居たのに、、、心外だなぁ」
「5歳って年齢差はでかいだろーが」
いつだって俺より先を歩く雅紀を追いかけてた。
俺にとって雅紀はオトナの男だ。
「そう?大して違わないよ。
オレの場合はとくに。
ぜんぜん大人になんてなれそうにないもの」
目が合うと唇も重なる、、、のが
もうスタンダートになってしまった。
「しょうちゃんのほうがよっぽどしっかりしてる」
「それは、、、雅紀がいてくれたからだ」
「これからもそばにおいてね」
「それは俺の台詞」
ホッとして雅紀の胸に頭を預ける。
雅紀がそばにいる現実はあまりにも心地が良い。
瞼が重く感じてそのまま閉じると、
しばらく雅紀の余韻に浸った。