今のままの戒めには可能性がない

人は、常に不安や恐怖を除き、より良く生きる術を生きるうちに持っているのかもしれません。

魔は人の内にある叶わぬ強欲が、悔しくて魔になっていきます。

他人の大なり小なりの欲の叶わぬ無念さが、恨みの塊となるのでしょう⁈

また理不尽に人により無残にも命を惨殺された動物たちの生きる恨みが、魔になるようでもあります。

生霊は、特定の人に対して恨みを注ぎます。

仏により安寧の気持ちを抱くまで引き下がっても再度襲うことは多々あるものです。

稀に虐待を受けた動物も祟り神となり憎しみのあまり周り全てを破壊するだけの破壊神に成り下がります。特に人を狙います。

鬼は自分の知らぬ未知の地域に住む人を恐れるあまり価値付けたのだと思います。

大和朝廷が東へ開拓していくときの見知らぬ人々を恐怖の対象としたのでしょう。

勿論、悪人の落ちる「地獄、餓鬼・畜生・修羅」の世界に動く諸々の住民も呼ばれます。

現世で意味不明の悪業を成したものにも

「鬼」 と呼ぶことがあります。

人の欲深さ

怨みの深さ

恐怖不安の強さ

人の心の歪みにより容易く魑魅魍魎を生み出すことをするのです。

悲しいのは妖怪です。

特に九十九神となる妖怪は悲しいですね。

生活道具や生活必需の品々は、生まれたての若々しいときは、

丈夫で、強くて、綺麗で、使い勝手が良く、機能を充分に、人の為に惜しみもなく発揮しておりました。

それを壊れたから、古くなったから、新しい性能の良いのができたから、合わなくなったから、

などの理由でお礼も言わず、

ただ無造作に捨てられてしまう。

その悲しみ、更なる哀しみ、憐れみが、渦巻き意趣返しの思いが湧いて妖怪となるのです。

全ては、人の仕出かした事なのです。

真言宗の勤行集を日々、読まれてください。

日々の暮らしの助けには感謝していきましょう。

魔を生み出さず

生霊をつくらず

鬼を起こさず

妖怪にしない。

日々を穏やかに仏と生きることを勧めます。

光覚寺アドレスです。

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